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ホメオパシーの非科学性

ホメオパシー

  • ホメオパシーの非科学性

水伝がポエムであるように、ホメオパシーは「おまじない」であり、どちらも「科学で解明」されるようなものではない。ここでは、ホメオパシーがいかにヘンテコであるかを簡単にまとめていきたいと考えている。

へんてこレメディ

ここでは、ちょっと首をかしげたくなるモノや、どう考えてもおかしいモノ、オカルトだとしか思えないモノを「原料」にしたレメディを集めてみたいと思う。一般的なレメディの種類については、たとえば、「レメディを考える」(杜の里から, 2011年01月24日)を参照。

いづれにせよ、希釈度が30Cを越えるレメディには原料分子・原子は1つも残っていない。世界中にレメディは数千種類あるようだが、成分が同じであれば、科学的にはどれも同じ砂糖玉か水であり、区別はできない。

父の尿の膿でレメディー

何度も書いていますが、

父が膀胱ガンの末期と診断され、

1か月ちょっと。

 

父の尿からは、

大量の膿やらガン細胞の死骸?やらが、

排泄されていて、

 

それを膀胱まで入れた、

カテーテルを通して、

出しています。

 

じゃあ、

この父の尿の膿で、

レメディーを作ったらいいじゃん!

 

と思いつき、

レメディーを手作りしてみました。

放射性物質のレメディ

プルトニウム

プルトニウムは1940年に作られた人工元素であり、天然にはほとんど存在しない。放射性物質であるばかりでなく、毒性も高く、純粋なものが5 Kgもあれば原子爆弾が製造できるとされ、国際的に厳重に管理・監視されている。

ところが、イギリスのHelios社では、Plutonium (236) Nitricumとして売られている。どうやって、このレメディの原料を手に入れたのか、気になるところではある。

また、Helios社のサイトにはその使用法が示されていないので、Abrahams氏が調べてみたところ、フランス・プロビンスのRamon Frendo氏が「Revue Belge d'Homoeopathie」という雑誌に論文を発表していた。Frendo氏は、「サメの夢を見る」という共通点を持つ二人の患者にプルトニウム・レメディを処方していた。

日本語の説明はこちらで読める。

ラジウム

放射性物質のレメディとしてはラジウムを原料としたものもある。

もちろんHelios社でも「Radium Iodatum」が販売されている。

このような放射性物質のレメディは「原発の放射能汚染被爆で使用可能」らしい。(言うまでもないが、気休め程度にしか効かないであろう)

こちらでは、Radium-br、Granite(花崗岩)、Agaricus(マッシュルーム)、Phosphorus(燐)の4つのレメディ(希釈度はいづれも30c)を薦めている。しかし、これらの説明はメチャクチャである。

2のGranite.(花崗岩)は放射線をもった物質です。1950年代米国の放射能漏れ、1980年チェルノブイリの事故の時に子供たちの治療に使われました。被爆した子どもたちの病理は進みやすくて、触られたくない、抱きしめられたくない、家の中には見知らぬ人ばかりがいる、といった深く亀裂のある人間不信感の妄想に陥りますが、このレメディのピクチャーと重なっています。

確かに花崗岩は放射性物質であるウラントリウム等を微量に含んでいる場合もある。しかし、そのレメディが放射線障害に効くとは思わないほうがいいだろう。

とても象徴的なのが3のAgaricus.(マッシュルーム)です。中国や日本ではキノコ類を癌に使うのは周知の事実ですが、キノコ雲に象徴されるように、Agaricus.は生と死の象徴です。生殖器とも深い関係があります。そして死に関する恐怖を持ちます。これらはともに放射能汚染の時にどんなことが起きているかを代弁してくれていますね。

キノコ雲』とは核兵器が爆発したときに発生する雲のことを言っているのだろうか?『生殖器とも深い関係』があるとしてるが、キノコが男性生殖器に似ているという話なのだろうか?まるで連想ゲームみたいだ。

また、ホメオパシーの別の流派のやり方として、以下のようなものも紹介し、これに対しては批判めいた意見を述べている。

「クロム、ウラン、ヨード、コバルト、プルトニウムなどの放射線金属元素由来のレメディを200cの希釈度でばらばらに1日3回3〜5日間飲む」というホメオパシーの別の流派のやり方に対して、こんなにたくさんをどうやって飲むのか、放射線物質を大量にとった弊害が心配、という現場の声が聞こえてきています。最もだと思いますし、また、この中にラジウムが入っていないのは不思議です。ラジウムもぜひ加えたいレメディなのですが。

しかし、この文章もいろいろと変なところがある。まず、「放射線金属元素」や「放射線物質」と書いてあるが、放射線を出す性質のことを言いたいのなら、「放射性金属」や「放射性物質」と言うべきだろう。

また、クロム、ウラン、ヨード、コバルト、プルトニウムのうち、天然に放射性同位体が存在するのはウランだけである。ヨード(ヨウ素)に至っては金属ですらない。原料分子が残存しないほど高希釈した高ポテンシーのレメディなら、「放射線物質を大量にとった弊害」を心配する必要はあまりないわけだが、これらの場合、もともと原料が「放射線金属元素由来」ではないので、もう意味がわからない。それとも、原子炉等で人工的に作られた放射性同位体を原料に使用しているのだろうか?

ホメオパスには、放射線や元素といった科学的知識に乏しい人が多いようなので、そのアドバイスを鵜呑みにするべきではない。

アメリシウム

上記のエントリによると、ヘリオス社はアメリシウムのレメディ(Americium(241) muriaticum)も販売しているそうだ。アメリシウムは人工の超ウラン元素で、安定同位体は存在せず、半減期が一番長いのは243Amの7370年、一番短いのは242Amの16時間。ヘリオス社で売られているレメディの原料である241Amは半減期432年でα、γ壊変する。

いったい何に効くのだろう?

ベルリンの壁

Berlin Wallとはベルリンの壁を原料としたレメディであり、もちろんHelios社でも販売されている。その詳細は「Berlin Wall」(by Kees Dam, Interhomeopathy, 2006 April)を参照。ある特定の壁に特別な力があるという発想は、まさにホメオパシーが呪術であるとこを端的に示している。

ベルリンの壁 ホメオパシー的に考えると。。。」(楽園への道、November 28, 2008)によると、『心理的な、壁を崩すためのレメディでもあるし、また境界線のない人は、壁を築くレメディでもある』とのこと。また、「サイキックアタックのレメディー」(ホメオパス片上敦子's blog, 2009.10.26)によると、『このレメディーは、戦争やテロに関連する恨みのこもった霊魂の浄化によいそうです』とのこと。「霊魂の浄化」となれば、やはり科学ではなくてオカルトだろう。

また、「サイキックアタックのレメディー 廚砲蓮慂匹放射能を浴びていたからなのか、レメディーはひとつひとつアルミ箔の個別包装で送られてきます』ともあるが、ベルリンの壁が、いつ、どうして放射線を浴びたのだろう?そんな話は聞いたことがない。ちなみに、また細かいことだが、放射能は「放射線を出す能力」のことであり、「壁が放射能を浴びていた」という表現もおかしい。

サイキックアタック」というのも意味不明で、医学用語ではないということぐらいしかわからないが、ぐぐると、たとえば、「サイキック・アタック[ヒーリング]」(癒しの可能性, 2008-05-20 23:07)で、次のような説明がみつかる。

あなたは他の人を嫉んだり怒ったりしますか。

他者のスペースが自分よりもいいもののように思えてしまう時、

心は嫉妬に支配されることはありますよね。

こんな時あなたから発したネガティブなエネルギーは、

サイキック・アタックとなってその相手を攻撃するのです。

つまり、超能力っぽい攻撃から身を守るためのレメディということのようだ。

上記のブログエントリでは、『憑きものをとるために息子さんにベルリンウォールのレメディーを取っていただいた』とのことだが、えらいことになっている。

先ほど帰宅してすぐ、息子に手持ちのベルリンウォールとモルダバイト、サポート心経などを順に口に入れ、リビングで祝詞と真言のCDをかけて、清めのお香を薫いたところ…

 

布団でぐったりしていた息子が、なぜか起きてリビングにやってきました。弱ってはいますが、スゴイ目付きで唸り、私に殴りかかって、蹴りを入れてきたので、これは昨年お盆の時と同じだ、と思い、その息子をカメラで撮りまくりました。

 

すると彼は、まるで犬のような四つ足のポーズで、とても俊敏に動き回り、カメラに写らないようにします。

 

何枚も撮った写真のうち、一枚だけですが、白い光とオーブ(球様の光)がハッキリ写りました。やっぱり…(ToT)

 

祝詞と真言のCDをガンガンかけ続けているうち、いくつかの祝詞や真言に激しく反応し、歯を剥いて唸ったり、俯せに丸まって苦しそうにしているので、私も真言を唱えながら、息子の身体をさすり続けました。

 

「これは息子の身体と魂だから、あなたは出て行きなさい!」など言いながら擦っていたら、彼が「あっちには行きたくない…」と何度も言い始めました。

これではまるでエクソシストのようだ。「憑きものをとる」とか時代錯誤なことを言ってないで、子供が病気の時はちゃんとお医者さんに連れていくべきだろう。

その他

Homeopathy: How It Really Works」 (J. W. Shelton (2004))等によると、以下のような、一風変ったものを原料とするレメディも存在する。こうしたものが一体何の役に立つのか、普通の感覚ではまったく理解しがたい。

Aqua ...

頭に「Aqua」とつくレメディは水を原料とする。各地の名水等を原料としたものが存在するようだ。たとえば、「Aqua Fida Vetusta」はイエローストーン国立公園にある「オールド・フェイスフル・ガイザー」(Old Faithful)という間欠泉が原料である。「Aqua Victoria Falls」というのは「ヴィクトリアの滝」を原料としているのだろう。

Aqua crystalisata

氷を原料とする。 まあ、氷は融けたら水になるのだが。こちら「Homeopathic Pharmacy: An Introduction and Handbook」(Minimum Price Homeopathic Books)によると、このレメディは、1992年に「Russian Homoeopathic Congress in Moscow」で報告されたものらしい。アルコールに氷の結晶を加えて希釈して作られたもの。

Snow Flake

雪の結晶を原料とする。 雪も融けたら水になる。

Ignis alcoholis

燃えるアルコールが原料。 「Lesson 47 Dirty - everyone is」(minutus.org)によると、このレメディはNuala Eisingという人物によって作られた。アルコールのほとんどが燃えたとき、火を消して残ったアルコール1滴を99滴のアルコールに混ぜ、40回揺することにより1Cポテンシーの溶液を作った。

Ventus

風が原料。 空気ではなくて?

Blue, Orange, Turquoise, Indigo, Violet, Pink, Magenta, Green, Purple, Red, Yellow

これらはみな、さまざまな色の「光」が原料。 もはや原料が物質ですらない。

レーザー光線

こちらのブログによると、レーザー光線のレメディもあるそうな。実際にヘリオス社で売られているのは、「Laser Beam (2940 nm)」。2940 nmというのはおそらくエルビウム:ヤグ(Er:YAG)レーザーの発振波長のこと。歯科用レーザーとして利用されているようなので、知り合いの歯医者に貸してもらって作ったのかもしれない。

X-ray

X線

Luna

月の光が原料。

Lunar eclipse

欠けた月の光が原料。満月の光とどう違うのだろう?

Sol britannic

太陽光が原料。

金環食

  • Ring (金環日食) 30C」 わたしたちのこだわり|ホメオパシージャパン株式会社、2012年7月19日 (木)

こちらは2012年7月21日より新発売の「金環食」のレメディだそうな。金環食のときの太陽光を当てたということだろうか?それだと皆既日食のレメディは作れなそう。

Vacuum

真空が原料。どうやって真空と水を混ぜるのだろう?

磁石

Magnetis poli ambo:磁石の両極、 Magnetis polus arcticus:磁石のN極、Magnetis polus australis:磁石のS極が原料。

Positronium

反物質(ポジトロニウム?)だそうな。どうやって原料を入手したのだろう?

携帯電話

「携帯電話のレメディ」は、なんでそんなに細かく分類する必要があるのかわからないが、以下のように各種いろいろ取りそろえられているようだ。

このように、その有効性が医学的にまったく示されていないにもかかわらず、レメディの種類だけがじゃんじゃん増えていくという状態にある。

ヘリオス社について

なんだかへんてこりんなレメディを販売しているヘリオス(Helios)社だが、JPHMAがよく引用している「まだ科学で解けない13の謎」(マイケル・ブルックス著、草思社、2010年)にも登場する。

この本の第13章「ホメオパシー」の「レメディ製造会社では何が行われているか?」という節(p.309)で、ヘリオス社は、タンブリッジ・ウェルズ(Tunbridge Wells)という温泉町にあるイギリス国内最大規模のレメディ製造会社として紹介されている。

著者のブルックス氏が、ヘリオス社の薬剤師であるボブ・ローレンスという人物を訪ねて行った時の様子が描かれており、そこでさまざまなヘンテコレメディを目撃している。これについてブルックス氏は次のように語っている。

厄介なのは、ヘリオス社のレメディの多くが、正当な”検定”らしき過程を経ていないことで、明らかにまやかしだとわかるものが目につく。

ブルックス氏が目撃した「棚に並んだ異質で奇妙な品々」には、「嬰ヘ長調」、「ト長調和音」、「ミステリー・サークル」、「パンケーキ」、「ゴグとマゴグ」(アングロサクソンの伝説に登場する巨人族の生き残り)、「グラストンベリーのオーク材」、「蛙の卵」、「コンドーム」、「溶岩のかけら」、「HIV患者の血液」、「反物質」(ポジトロニウムのこと?)などとラベルされていた。

また、ヘリオス社では希釈と振盪を繰り返すための自動化した装置も使用している一方、ハーネマンの教えに忠実に、黒革で装幀された大型の「欽定約聖書」にガラス管を打ち付けて振盪するという方法でもレメディが製造されていた。

ただし、上記の「忘却からの帰還」のエントリによると、ヘリオス社は原料からレメディを製作しているわけではなく、希釈用のマザーティンクチャーをサプライヤーから購入しているとのこと。

上記のエントリによると、ヘリオスの商品検索ページ(Search the shop)では、どのレメディについても何に効くのか表記がない。以下のような注意書きがあるだけである。

Please note that any reference to a disease name does not indicate a treatment for this disease.

Helios remedies are without therapeutic indications.

(いかなる病名への言及も、その病気の治療法を示すものではないことに注意してください。)

(ヘリオスのレメディに効能は表示されていません。)

日本独自のへんてこレメディ

日本にもへんてこレメディは存在する。たとえば、ネットショップ「ナチュラル レメディーズ」を見てみると以下のようなものがある。

サポートDragon

サポートBuddha

サポートShinto

上記のエントリによると、これらのレメディは、海外講師でスピリチュアルホメオパスの「シャーマ先生」なる人物が、来日した記念に作ったレメディを、RAHの学生を対象にプルービングを実施して傾向をまとめたものだとのこと。

どうやって作ったかは、以下のように書かれてある。

■サポートDragonは、上野の国立博物館に行ったときの葛飾北斎の絵から作られたレメディーだそうです。どの絵かはあらためて紹介したいと思います。

■サポートBuddhaは、同じく上野の国立博物館で仏陀の受胎、誕生の絵とそしてその人生、そしてその死後の火星にいったときの絵から作れたそうです。

■サポートShintoは明治神宮で作られたレメディーです。由井先生は、日本列島が作られるビジョンが見えたようです。

国立博物館に飾られた絵や明治神宮の一部をちぎって水に入れて作るわけにもいかないので、その「エネルギー」やら「波動」やらを水に注入したとか、そういうたぐいの話なのだろう。つまり、原料など一切なくてもレメディは作れるということだ。こんなものにありがたがってお金を出す人がいるということは、詐欺師にとってこれほどぼろい商売はない。(単価は安いんですぐに大儲けというわけにはいかないだろうが…)

仏陀は死後に「火星にいった」と書かれてあるが、そんなことがあったのか?!国立博物館にそんな絵が飾られているというのなら、ぜひ見てみたい。

サポートShing(心経)

これはネットショップ「ケンコーコム」で売られているものだが、ビンのラベルの不動明王さまの絵がキュート。般若心経のレメディだそうな。その効果はなかなかすごい。

大城先生の回答によると、サポート心経は『除霊にお使いいただけます。』

さらに、上記の体験談によると、題名の通り、このレメディは交通事故から身を守る効果まであるようだ。

なお、サポートDragonサポートBuddhaサポートShintoサポート心経はどれもホメオパシー ジャパン社製である。

前夫の精子のレメディ

『JPHMA日本ホメオパシー医学協会認定ホメオパス*1の方が子宮頸がんを治したと主張されている記事のご紹介です。』

夫の精子からレメディを作ればいいんじゃないか!

という発想が生まれたのでした。

なった原因かと明らかに思われる、前夫の精子!!!!

これをレメディ化して試さない事には、気が済まなかった私(笑)

意を決し!200本の試験管を購入し

前夫の精子レメディ化大作戦を決行!

そして、異・・・物と言ったら、唾液もある!ので

唾液もレメディ化

これが!大ヒット

みるみる、好転反応*2が出る出る

レメディを飲み続け丸6カ月たった頃

子宮頚がん完治!となったわけです。

発症から1年で、見事クリア

寅子先生のレメディ

上記の体験談によると、希望者はいるようだが、さすがに寅子先生のレメディはないようだ。

伊勢神宮でレメディ作り?

かねてからの自分への宿題、お伊勢さんワーク、神道ワーク行ってまいりました・・・

いやあ、5時間ぐらいかけて神社の片隅に座って乳棒乳鉢でゴリゴリやっているのって。う〜ん、怖すぎ。

レメディー作り(トリチュレーション)というわけです。期せずして真っ白なワンピで眉間にしわ寄せてゴリゴリする女・・最後まで遠巻きにヒソヒソは言われつつも、どなたも「何をしているの?」と聞いてこられませんでした。

まあ苦行ではありましたが、得たものは非常に大きかったです。

たしかになにをやっているのかさっぱり理解不能であるが、これで伊勢神宮に関連したなにかのレメディができるのだろうか?

なお、わたなべ皮フ科形成外科/併設クラシカルホメオパシークリニック大阪院長の渡辺奈津氏は、大阪大学CSCDの主催で「中之島哲学コレージュ」において「人が病み、治るとはどういうことかーーホメオパシーにおける生命観」というセミナーを2010年10月22日(金)に行なっている。これは日本学術会議の金澤一郎会長が8月24日にホメオパシーについての談話を発表(「日本学術会議とホメオパシー」を参照)してから2ヶ月後のことである。

このとき進行役を務めた大阪大学大学院教授の中岡成文氏は大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)の初代センター長である。一体どんな意図でこのようなセミナーを企画したのだろうか?

ホメオパスにレメディと砂糖玉の区別はつくのか?

ホメオパシーのレメディを買ってきて、中身の砂糖玉を取り出し、ビンとラベルは捨てたとする。 ラベルがなければ、おそらく見た目はただの砂糖玉と区別がつかないだろう。では、ホメオパスには、ただの砂糖玉とホメオパシーのレメディの区別がつくのだろうか?

ホメオパシーのレメディには多くの種類がある。ラベルのないレメディを見て、ホメオパスにはそれがなんのレメディか、区別がつくのであろうか?もちろん科学的には、成分が同じであればどんなレメディであろうと砂糖玉とは区別がつかない。どうやらホメオパスにも区別はつかないようだ。2010年07月12日の「The Lifestyle MUSEUM vol.118」で、ピーター・バラカン氏のインタビューにJPHMAの由井寅子氏は次のように答えている。

バラカン氏がホメオパシーのレメディについて『どれも同じように見えるのでね、万が一ね、間違って、違うものを飲んだら、どうなるの?と言ったら?』(19分10秒あたりから)と聞いている。これに対して由井氏は『そうですね、砂糖玉だけですので、なにもなりません』と答えている。アナウンサーによると、レメディとは「あくまでも砂糖玉で食品」だそうだ。

なお、このコンテンツは2011年1月の時点では、「都合により配信を停止しております。ご了承くださいませ。」となっている。なにか都合の悪いことでもあったのであろうか?

間違った砂糖玉を与えても何も起こらないというのなら、なぜ、正しい砂糖玉には効果があると言い切れるのだろうか?そもそも間違った砂糖玉と正しい砂糖玉の効果に違いはあるのだろうか?

以下のリンクも参照。

レメディーは原物質の情報しか含みませんから、万が一レメディーを間違えてとってしまっても、体に害はありません。

レメディーの選択を誤った時はよくも悪くもなんの反応も起きないことがほとんどです。

レメディ当てクイズ

この件に関しては、王立ロンドン・ホメオパシー病院が論文を発表していたりなんかする。

この2001年の予備的な試験では、Bryonia(12c)と偽薬を区別できるか、2重盲検が行われ、試験に参加した70人のホメオパスのうち、50人が試験を完了した。その結果、28人(56%)のホメオパスが正解した。確率的には半分(25人)が正解になるので、この結果はあまり有意なものではない。ただし、50人のうち10人(4人正解、6人はずれ)が純粋に憶測のみ(ヤマ勘)で答えたと告白したので、この10人を除外し、論文では正解率は60%(40人中24人)であるとしている。(後付けの条件で正解率を恣意的に上げようとしているのではないのか?)いづれにせよ、半分近くのホメオパスが不正解であることに変わりはないので、正解率は低いと考えるべきだろう。

さらに2002年にはダウジングを使って本物のレメディ(この時もBryonia 12c)を当てることができるかどうか、ランダム化された2重盲検試験が行われた。この結果は48.1%しか当てることができず、ダウジングではレメディを区別できないらしいということがわかった。

そもそもダウジングにも科学的根拠はないわけで、こんな試験をすること自体が無意味である。資金と人員と時間の無駄でしかない。 その後、レメディを当てる試験は行われていないようだ。