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動植物の変異 (東日本大震災)

東日本大震災・デマ・風評被害・陰謀論


動植物の奇形は、放射能がなくても、ときどき発生する。今まで生物にまったく興味がなく、注意して見ていなかった人が、原発事故後に今までに見たことのない動植物を見て騒いでいるケースが多いようだ。

厳密には、放射能の影響を受けた場合と受けてない場合を比較して、その差を検討しないと、統計的にはなにも言えない。

オオカミウオ

余談:大騒ぎになりました

 

ところで、Twitterに釣り上げたオオカミウオの画像をアップしたところ、予想外の騒動に発展した。

 

なぜか海外で「福島近海で獲れた異様な魚。原発事故の影響で誕生したゴジラフィッシュ」などとセンセーショナルに拡散、報道されてしまったのだ(ゴジラフィッシュというネーミングはある意味アリだなと思ったけど)。

 

いやいや、知床だし。オホーツク海に昔からいるごく普通のオオカミウオだし。と言っても、多くの国の人にとってオオカミウオなんて馴染みのない魚。そして有無を言わさぬあの容貌。無垢な人なら信じてしまうのかもしれない。

騒動はあっという間に、僕一人では止めようの無い規模になってしまった。あらぬ風評にさらされたオオカミウオに申し訳ない思いで胸が痛む日々がしばらく続いた。

 

だが、やがてフランスの「LE MONDO」紙やイギリスの「vice motherboard」が事の真相を詳しく報道してくれたおかげで、騒ぎはおよそ収束。オオカミウオの面目は保たれた(と思う)。

まあ、まだネット上には適当なこと書きまくった記事が大量に残っているようだが。

 

以上、オオカミウオの顔よりネットやSNSの方が怖いね☆という話でした。

トマト

一つ目サメ

7年前、日本で一つ目ザメが発見されたという記事が新聞にのていたことがわかり、スタッフは記事が乗った気仙沼に向かった。記事を書いた記者は一つ目ザメを実際には見ていないことがわかった。次に釣り上げたという漁師を訪ねると、漁師は釣り上げたサメの特徴は教えてくれたが、写真を持っていないと話した。すると、サメの写真を持っている男性がいるという情報を得た。

規格外イチゴ

2014年3月2日、2ちゃんねるに「商品として出せないイチゴを農家の人からおすそわけされた」という主旨のスレッドが立った。紙箱にたくさん入ったイチゴの写真も掲載されたが、複数のイチゴがくっついて大きくなったようなものや、扇のような形に広がって筋が入っているようなものが並んでいる。

この写真を、脱原発を訴えるあるツイッターユーザーが「奇形」「脱原発」というワードとともに、同じく脱原発を訴えている、フォロワーが多いユーザーにリプライで送りつけた。

リプライを寄せられたある脱原発派の医師が、このリプライをリツイートした上で「すごいなこのイチゴ。露地栽培なのだろうか」と反応すると、脱原発派から「何か形悪くて気持ち悪い。私も似たようなの見たことあります。汚染ではないでしょうね?」「これは、異常だ!食べちゃダメ!」など、放射能の影響ではないかと考えているようなコメントが寄せられた。

この「ある脱原発派の医師」というのは、デマ拡散者としてツイッター上で悪名高きオノデキタ氏。

ヒトデの大量死

 クリス・マー博士は、以下3つの理由から福島原発事故とは直接的な関連はないと考えている。

 

SWSは福島原発事故より前から起きており、3〜15年は続いている。3つの理由の中でこれが関連性を否定する一番の根拠となるだろう。1997年にカリフォルニア州のチャンネル諸島でSWSの記録がある。ブリティッシュコロンビア州でのSWSの最初の記録は2009年である(データ集めは2008年から行われていた)。一方、福島原発事故はこれより後の2011年3月に起きている。

 

SWSは太平洋だけでなくアメリカ東海岸でも起きている

 福島原発事故とSWSを結びつけている多くの人達がこの点を見落としている。アメリカの東海岸でもキヒトデの仲間、Asterias rubensでSWSが起きている。福島原発事故から流出した放射性物質がアメリカ東海岸まで届いたという証拠(または明確なメカニズム)は全くなく、この点からも関連はないと言える。

 

SWSが起きている場所に生息する他の生物は何も影響を受けていない。

巨大イカ

こちらは『Lightly Braised Turnip』というサイトが現地時間の10日に、「日本のフクシマから太平洋を漂流してきたとみられる、サンタモニカ沿岸部に打ち上げられた巨大イカ」という記事とともに紹介した写真である。記事では、触腕の先から三角のエラの先端までの長さが48.7mもあるとんでもないクリーチャーだとし、「福島第一原子力発電所事故の影響で、遺伝子の損傷が起きて巨体化した可能性を専門家は指摘している」などとある。この記事はさっそくTwitterを通じてブレイクし、50万人もの人々をショックの渦に巻き込んだ。

見るからにコラなのだが、「放射能でイカが巨大化」という昔の怪獣映画なみの設定を信じる人がそんなにいることのほうが驚き。

 記事では、巨大イカをゴジラになぞらえ、おそらく日本の福島原子力発電所から出た放射線の犠牲と主張する。

 

 フェイスブックやツイッターで人々が噂のイカの画像を共有し始め、偽ダイオウイカは本物のごとく広まっていった。

 

 このような噂を調査するWebサイト「snopes.com」のスタッフは、サンタモニカの海岸沿いを車で走行しながら確認を行ったが、ダイオウイカの姿はまったく見当たらなかった。また、「そのような話題を載せた地元報道機関の記事すらもなかった」と報告する。

 

 フリーライターのデイビッド・エメリー(David Emery)氏は、写真のイカは2013年10月にスペインの海岸に打ち上げられた9メートルのダイオウイカであると、「About.com」に書き込んだ。

 

 この偽造写真は、スペインのイカの写真を引き伸ばして、浜辺に立つ人々の写真に合成したものだ。

なによりも「49メートルのイカ」という大きさは生物学的にあり得ないと思うのだが?

耳なしウサギ

上記のように、福島第一原発から約7kmのところに位置する浪江町で、耳なしウサギが生まれて一時騒動となったが、とくに放射能の影響がなくても一定の確率で奇形は誕生する。たとえば、以下のように外国でも耳なしウサギが誕生した例がある。

 【ベルリン時事】ドイツ東部のリンバッハオーバーフローナ動物園で、耳がなく、珍しいと話題を呼んでいたウサギの赤ちゃんが取材に来たカメラマンに踏まれ、圧死する悲劇が起きた。

 このウサギは2月27日に生まれた「ティル」。今月14日、カメラマンがしゃがんで撮影中、バランスを崩してよろけ、うっかりティルを踏んだ。

【4月3日 AFP】ドイツ東部ニーダードルフ(Niederdorf)で耳のないウサギが生まれ、地元の人々を驚かせている。生後4週間たった赤ちゃんウサギは、今のところ順調に成育している。(c)AFP

バラの変異

イチョウすす斑病とナンテンモザイク病

「イチョウすす斑病」と「ナンテンモザイク病」の写真を紹介している。どちらも放射能の影響ではない。

帯化現象

帯化とは何か」(草木図譜)によると、帯化(たいか)。綴化(てっか)や石化(せっか)とも呼ばれ、生長点が「線」状に変化したものであり、その結果、茎が幅広の帯状になる現象のこと。その原因は、遺伝子変異だけではなく、昆虫や細菌によって生長点が傷付けられた結果生じるものなどさまざまだそうだ。従って一時的な帯化現象の場合もあれば、永続的な帯化品になる場合もあり、生け花に用いられたり、愛好家に栽培されたりもする。

その例として、「セッカヤナギ」(石化柳、オノエヤナギの園芸品種)や「ナギサノヒカリ」(渚の光、ユーフォルビア・スザンナエの帯化(たいか)した園芸品種)などが挙げられている。生け花にされた例としては、「セッカヤナギ(石化柳)」(いけばな古流理恩会)を参照。

日本大学環境生態学研究室の「研究室の紹介」、「トピックス」、「帯化タンポポに関する実験結果」を見ると、ここでは帯化タンポポについて調べており、その結果,帯化タンポポは遺伝しないことがわかったそうだ。

金魚葉椿

育ちすぎのキャベツ

上記サイトのブログ主は「キモイキモイキモイ…」と気味悪がっているが、芽キャベツのように見える。下記ブログのように、ふつうのキャベツでも育ち過ぎると脇芽が出て芽キャベツのようになるようである。

白い彼岸花

白い彼岸花が咲いたと言って騒いでいる人もいるようだが、彼岸花によく似た白い花を咲かせる園芸植物(「シロバナマンジュシャゲ」 草木図譜)がある。

白い彼岸花は福岡県の正光寺が有名。

割れたイチョウの葉

この院長さんは生物について今までまったく関心がなかったようだ。イチョウの葉にもいろいろな形のものがある。

ちなみに、東京大学のイチョウマークは4つに割れているし、大阪大学のイチョウマークも真ん中に小さな切れ込みが入っている。これに対し、東京都のイチョウマークは割れていなかったりする。

青いフサギンポ

 静かな海の中を、青い不思議な魚がひっそりと泳いでいる。体全体を覆う鮮明な青の模様には白い斑点が混じり、所々にピンク色の模様も見える。ひげにも珊瑚のような小さな赤い物体が付着している。黄色く光る目の周りには、赤と黒の縞模様がくっきりと見える。これは新種の魚ではなく、SF映画の特撮でもない。放射能の影響で変異を起こしたフサギンポなのだ。中国青年報が伝えた。

ところが、この記事の写真は、以下の復興支援のポストカードに使われているものと同じもののようだ。

水中カメラマン 鍵井靖章氏( http://kagii.jp )の撮影した被災地の海のポストカードです。 震災後、力強く生きる海の姿です。

 

1枚100円(うち90円義援・支援金/10円材料費)でお渡し致します。

撮影地は岩手県宮古市浄土ケ浜「青の洞窟」(「浄土ヶ浜マリンハウス」を参照)のようで、福島県ではない。そもそも撮影者の鍵井靖章氏は「放射能で変異した」などとは言っていないし、そういったものを復興支援のポストカードに使うだろうか?この記事は、フサギンポの写真に適当な解説を付けて捏造したものと考えるべきなのだろう。

案の定、以下のJC-NETの記事は、誤報であるということで削除されたが、おおもとの「人民網日本語版」 のほうは訂正されずそのままである。

 「衝撃 福島原発沖の奇形魚 放射能で突然変異始まる 鍵井靖章氏撮影」記事の掲載写真は、既存の魚であることが判明しました。誤報のため、取り消させていただきます。

関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたし申し訳ありません。

 

なお、当記事は、鍵井氏が写真を発表した中国では、放射能汚染魚として流布されていることだけは間違いありません。念のため。「人民網日本語版」 (人民日報)2012年3月29日版掲載。

また、「人民網日本語版」のほうでは最初「青いナマズ」としており、ネットユーザーから「これはナマズではなくフサギンポですね」との書き込みで、フサギンポに訂正したようだ。

なお、生物の体色はその食性に依存することがあり、たとえば、ザリガニはサバやアジばかり食べさせるとカロチノイドが不足し、青くなると言われている。以下のリンクを参照。

日本にも一般的に生息しているアメリカザリガニはそれほど青くならないようだが、外国産のマロンと呼ばれる種は鮮やかな青(ブルーマロン)となることもあるようだ。以下のリンクを参照。

チェルノブイリのオオナマズ

ヨーロッパにはヨーロッパオオナマズという巨大なナマズが生息しているので、これだけで「放射能のせい」と決め付けるわけにもいかない。「軍事ダイバーが、この巨大魚に咬まれて片手を失った」というのは「噂話」とのことなので、実際、根拠のない噂に過ぎないのだろう。

なお、同様の魚が以下の記事でも取り上げられている。

ただし、こちらでは「ミュータントフィッシュ」だとか「軍事ダイバーが、この巨大魚に咬まれて片手を失った」などという与太話ではなく、ちゃんとナマズだと紹介され、ボリャ君と名付けられていて、パン屑を食べる等といった話になっている。

片足カエル

 ◇「偶然の重なり、興味深い事例」

 北九州市八幡東区の板櫃川で昨年、片脚がないツチガエルが大量に見つかった問題で、北九州市は18日、発生原因を「化学物質や遺伝などでなく、オタマジャクシの段階でヤゴに食べられた」とする調査結果を発表した。調査した専門家は「自然の偶然がいくつも重なって起きたと考えられ、生物学的に非常に興味深い事例だ」と指摘した。

 

 片脚がないツチガエルは昨年5月から市民の連絡を受けた市の調査で数十匹相次いで見つかった。現場の水質を分析しても異常はなく、市は専門家でつくる「調査検討委員会」(委員長、小野勇一・九州大名誉教授)を設置。調査委はヤゴによる捕食の可能性が高いとみて調べていた。

 

 調査報告書によると、ヤゴとツチガエルのオタマジャクシを同じ場所で飼育実験。オタマジャクシに生えてきた後脚などをヤゴが捕食したことを確認した。また、化学物質や紫外線などによる奇形との類似性が低いことも確認した。

 

 さらに▽発見現場はツチガエルなどが好んで生息する湿地だった▽ツチガエルはオタマジャクシで越冬する場合があり、ヤゴに捕食される危険性が高い▽昨年はヤゴが大量発生していた−−などの要因から、オタマジャクシ段階でヤゴに後脚を食べられたことが発生原因と結論づけた。

 

 また、今春に市内の河川や貯水池を調べたところ、板櫃川と周辺だけでツチガエルが見つかった。だが、後脚のないカエルは確認されず、ヤゴも激減していた。

 

 調査委委員で市立自然史・歴史博物館の武石全慈(まさよし)学芸員は「現場の湿地は昨年7月の大増水で大半が消失していた。捕食が起きた要因はいろいろな条件が重なったためだが、自然豊かな湿地の存在が大きいのではないか」と分析。小野委員長は「自然の中ではたくさんの偶然が起きる。都市部でカエルの数が少なくなる中、北九州にツチガエルがいる自然があることは大きな財産だ」と指摘した。【河津啓介】

これは2010年のことなので、福島第一原発の事故とは全く関係がない。

3.11以前

植物の変異と放射能を関連付けようとする市民運動は以前から存在していたようだ。以下のリンクを参照。

  • 驚愕の結果 桜の花びら異変調査」 2006年の調査データ、「桜花びら異変が多数みつかる! 〜原発放射能か?はたまた複合汚染か?」 鹿児島さくら花びら調査隊代表  小川みさ子

こういう調査をしても比較する対照群がないと、自然に起こる変異と放射能によるものの区別がつかないので意味がない。

その他

ヤマトシジミ

 東京電力福島第1原発事故の影響により、福島県などで最も一般的なチョウの一種「ヤマトシジミ」の羽や目に異常が生じているとの報告を、大瀧丈二琉球大准教授らの研究チームが10日までにまとめ、英科学誌に発表した。放射性物質の影響で遺伝子に傷ができたことが原因で、次世代にも引き継がれているとみられるという。

 大瀧准教授は「影響の受けやすさは種により異なるため、他の動物も調べる必要がある。人間はチョウとは全く別で、ずっと強いはずだ」と話した。

 研究チームは事故直後の昨年5月、福島県などの7市町でヤマトシジミの成虫121匹を採集。12%は、羽が小さかったり目が陥没していたりした。これらのチョウ同士を交配した2世代目の異常率は18%に上昇し、成虫になる前に死ぬ例も目立った。さらに異常があったチョウのみを選んで健康なチョウと交配し3世代目を誕生させたところ、34%に同様の異常がみられた。

なお、この論文のコメント欄にはGeorgetown UniversityのTimothy J. Jorgensenによる「この論文には科学的な問題がいくつかあり、その発見の妥当性や、低線量放射線の昆虫や人間に対する効果について導き出される結論について、深刻な疑いを引き起こす」という批判が掲載されている。

また、この論文の著者でもある大瀧丈二(Joji M. Otaki)氏は、「松本丈二」名で「ホメオパシー医学への招待」(フレグランスジャーナル社、1999年)という著書があったり、永松昌泰氏のハーネマンアカデミーで講師をしていたりする人物である。「2008年11月 アーカイブ」(永松学長のひとりごと)を参照。

そんな大瀧氏は、原発事故以前には以下のような論文も書いていたりなんかする。

 県内にも広く生息するチョウ・ヤマトシジミが温暖化に伴い秋田県から青森県へと生息圏を拡大する中で起きた羽の模様変化に着目し、環境の変化が生物進化を促す鍵になり得ることを、琉球大学理学部の大瀧丈二准教授(分子生理学)らの研究チームが突き止めた。ランダムに異常が現れた中で環境に適応したものが残るという従来の常識から踏み込み、遺伝子の中に進化の基盤がある可能性を示した。 大瀧准教授は「環境の変化による生物進化をリアルタイムで研究した世界でもまれな事例」と話している。

つまり、寒いところに住むヤマトシジミの羽の紋様には異常が現れやすいということ。以下のリンクも参照。

福島は青森よりは南にあるが、福島のヤマトシジミの異常は寒さの影響による異常よりもひどいものなのだろうか?

大阪大学大学院の近藤滋教授は、研究室サイト上のコラムで、「批判の方に分がある」と指摘した。それは、ヤマトシジミの生息域が北上しており、それに伴って北限の東北地方では高い頻度で突然変異が見られるため、放射線の影響を測定するにはヤマトシジミはふさわしくないというものだ。

近藤教授はまた、論文を書いた大瀧丈二氏が何かを暴くためにわざとこうした論文を書いた「釣り」の試みでは、との疑問まで投げかけた。大瀧氏が実際、通常時でも変異が出ることを報告しており、しかもサンプル数が異常に少ないのも変だからだという。

パリ第5大学の堀川大樹研究員も、自らのブログ「むしブロ+」で、論文の主張に異論を述べた。ヤマトシジミの異常は、より緯度が高い青森などと比較しないと、寒さのためなのか放射線の影響なのか分からないと言う。沖縄のヤマトシジミへの実験も、プラスチック容器の中に閉じ込めたことの影響が分からず、福島などで採取した葉を幼虫に食べさせたときの放射線量は実験よりかなり低くて比較するのは無理があるとしている。

ただ、大瀧氏らはこれらの主張にまだ反論などをしておらず、今後の検証が待たれていると言えそうだ。

大瀧氏が所属する琉球大の総務企画課では、「世界的に反響を呼んでおり、かなり問い合わせが来ています。論文について、大学としての見解は今のところありません」としている。

これらの疑問に対する大瀧氏の回答については以下のリンクを参照。

その後

Natureの記事

その他の報告

 東京電力福島第1原発事故による生態系への影響を調べるため、環境省が行っている動植物のモニタリング調査で、国際放射線防護委員会(ICRP)の基準で「繁殖率の低下などの影響が出る可能性がある」と推定されるギンブナやドジョウが警戒区域内にいたことが14日、分かった。

 

 環境省が同日開いた放射線が野生動植物に与える影響についての会議で、調査結果として報告された。

 

 報告によると、基準を上回る被ばくが確認されたのは、福島県双葉町で採取したタイリクバラタナゴとギンブナ、ドジョウ、大熊町と浪江町のネズミ2種。

実際のチェルノブイリ

チェルノブイリにおける動植物の変異についてはチェルノブイリの動植物を参照。