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2015年後半

1位 トンデモ医の勢いが止まらない!

 殿堂入りの〈トンデモ医〉たち、今年も大活躍です(悪い意味で)。反医療、反原発、反ワクチン、打倒砂糖牛乳添加物。まずはロイヤルストレートフラッシュ並みに香ばしい思想をお持ちでいらっしゃる自称キチガイ医こと、内海聡氏。今年も鼻息荒く「障害児の出産は親の責任」なる発言で大炎上。

 子宮頸がんは放置してよし! と主張する、ご自身が癌のような近藤誠医師は、川島なお美さんが亡くなると「死んだら守秘義務の対象じゃないもんね」とばかりに週刊誌にセカンドオピニオンの様子を暴露するというゲスッぷり。

 胎内記憶でおなじみの池川明医師は、今年10冊近い新刊を出し、勢い止まらずといったところ。しかしこの年末は覚せい剤を与えられたりゴミ箱に突っ込まれたりして乳児が亡くなる事件がありました。これでもまだ〈子どもは親を選んで生まれてくる〉説を貫くのか、ぜひその見解をお聞かせいただきたいです。

 

2位 母乳こそが至高……だと!? 母乳神話ヒートアップ

 そんな商売があるのか! と世間を驚愕させた、母乳のネット販売事件が話題になったのは今年の夏。〈粉ミルク育ちはキレやすくなる〉〈哺乳類なんだからがんばれば絶対に出る〉などの母乳神話は以前よりあるものの、自然派志向の影響からか、ここ数年ヒートアップしています。特に〈母乳育ちは目の輝きが違う〉という、どうやってジャッジするのか謎過ぎるお説がツボに入ってしまったので、年明け改めて、当連載にてご報告予定です。

 そういえば『げんしけん』の作者が(木尾士目)自身の育児体験をもとに描いた『ぢこぷり』(講談社)がありますが、その中でも主人公である母親が「母乳をやめるなんて私にはものすごい敗北」とか言っちゃってたな〜。いかに追い詰められたかという状況の描写でマンガ自体はすごく面白かったけど、せめてあとがきでフォローなり入れませんかね。わかるわかる〜と賛同する、おっぱい右翼(※『産婦人科医と小児科医ママの楽ちん授乳BOOK』(メタモル出版/宋美玄・森戸やすみ著)にて宋美玄先生が命名)が増えそうですよ。

 

3位 即身仏のススメ。不食男子が登場!

 一定期間食べない〈断食〉とは違い、食べない生き方という〈不食〉。エネルギーの摂取は食品からではなく、太陽と大地から得るとの摩訶不思議なお説でありますが、今年はこの〈不食の人〉がチラホラとメディアに姿をあらわすようになりました。30日間の実践後、枯れ木のような姿でネットを賑わせた俳優・榎木孝明や、スピッた健康誌『ゆほびか』が推す秋山弁護士は、今年輝いていた不食人と言えるでしょう。本人たちは健康! 幸せ! と主張するものの、傍から見たら心配になるレベルです。

 

4位 おまた界、大暴走

 世界の片隅で経血コントロール、子宮温暖化! と叫ぶ〈おまたマスター〉たちが、今年ついにおまたぢから協会を設立! その中心人物である立花杏衣加(たちばな・あいか)氏は、ノリにノリすぎたのか新生児に与えるK2シロップを否定しはじめ、巷から大ひんしゅくを買う始末。

 子宮の声に耳をすませると幸せになれるとうい子宮教も、大暴走が止まりません。今年の秋に著書を初出版した子宮委員長はる氏と、ひとり宇宙(マスターベーションのこと)推しの剱持奈央(けんもつ・なお)氏は、メジャーなスピ健康誌「ゆほびか」(マキノ出版)にも登場。子宮系女子がメジャーなメディアにとりあげられることでますます信者が増えたのか、子宮委員長はるの個人セラピー〈お宮様セッション〉は、当連載でご紹介したときは90分間10万円でしたが(その後60分10万になった)、ブログによると来年度は49万円に値上がりするそうです。でも子宮様がそうしろと言うのですから、仕方がありませんね。

 

5位 食育界も、無駄に元気いっぱい

 2015年、twitterでは食育周りもボウボウ燃え上がっておりました。つい最近では、食育イベントも行っているタニタの影響管理士が「生クリームはプラスチック」なる発言でネット民を唖然とさせ、子どものお弁当に冷食を使い幼稚園からお叱りの電話があったというお母さんのツイートは「冷食使うなんて、無理ゲー」との声でにぎわいました。

 また、〈愛情料理〉を発信する土岐山協子氏は、趣味に走ってみそ汁が不味くなったというご自身の母親の話を引き合いに、趣味に勤しむお母さんたちについて、ブログで「てめえ」「水に浸けてやろうか、このやろう」と汚い言葉で吠えまくりです(「すげえ腹立つわ」より)。頭に血が上ってしまったのか、世の子どもは「授かれない女性を代表しての命がけで産んだ大切な命じゃないのか」であるという持論にまで暴走。いや、あの、人様のために産んだわけじゃないんですけど……というお母さんたちの戸惑いが伝わっていそうです。

 いずれの事件も、〈食育にはこれが良いですよ〉なる情報を淡々と発信していればいいのに、自分と信念の異なる存在をフンガー叩くことに躍起になった末の、墓穴でありました。


問題となったツイートは、2015年12月9日に投稿された。「弊社は健康企業ですが、その中の栄養士さんも度合いは様々です」と前置きし、「甘いものは心の栄養だから取りすぎなければいいよ。その分動け」という「穏健派」の「発言」と「生クリームは食べるプラスチックだから。害しかないから」という「過激派」の「発言」を紹介し、「栄養士さんも人間だなぁと改めて感じる」と感想を記している。

 

投稿後、「そういう栄養士を採用するのか...」「トンデモ栄養士」「エセ科学」「勉強し直せ」とツイートへの疑問、批判の声が相次ぎ、まとめサイトまで作られた。

 

事態を認識したタニタヘルスリンク側は数時間後にツイートを削除。10日夕刻に「不適切なツイートがありました」と謝罪し、アカウント運営者を担当から外したと伝えた。


最悪の反科学ウェブサイトトップ10

ナチュラルニュースは疑いようもなく最悪、と太鼓判。

10. Heartland.org

 

9. ChristianAnswers.net

 

8. Chopra.com

 

7. FoodBabe.com

 

6. Disclose.tv

 

5. DoctorOz.com

 

4. InfoWars.com

 

3. Mercola.com

 

2. History.com

 

1. NaturalNews.com


以下抜粋。

■間違い1:「一生のうちに酵素が作られる回数には限りがある」はウソ

■間違い2:「摂った酵素は体内で働く」はウソ

■間違い3:「酵素液を手で混ぜたり常温保存するといい」のは大間違い


コーヒー浣腸

《大量のコーヒーをお尻から腸に流し、自分でプッシュして洗浄する。こんな世界があったなんて〜〜。お腹スッキリ、頭も冴え渡り、その後の食事がさらに美味しかったのはいうまでもありません》

 

 3月9日、ブログでこんなことを綴ったのが川島なお美(54才)。夫の鎧塚俊彦氏(49才)とのフィリピン旅行中に、“コーヒー浣腸”にチャレンジし、その効能に驚愕したのだという。一緒にやった夫は、あまりの衝撃に、しばらく放心状態になったそうだ。

 この“コーヒー浣腸”を日本で広めたのは、医学博士で100万部超の大ベストセラー『病気にならない生き方』(サンマーク出版刊)の著者でもある新谷弘実氏だ。

 

『腸内すっきり! コーヒーエネマ』(ATパブリケーション刊)の監修者で、内科医の渡邉勇四郎氏が語る。

 

「コーヒーに含まれるカフェインは、腸内で直接吸収されると、副交感神経を刺激して、肝臓の機能を高める働きをもっています。肝臓は体内の有害物質を解毒して排出する大切な臓器ですので、その機能が高まれば、必然的により多くの有害物質が排出されるようになります。結果、代謝が盛んになり、生活習慣病の予防や便秘解消、肥満改善に繋がるのです」

 

 加えて、美肌効果もバツグンで、発がん性の有害物質の排出も促されるので、がん予防も期待できるという。

また故人をしょ〜もない民間療法の宣伝に使ってるなと思ったら、やっぱり逮捕者が出たようです。

 体内洗浄の医薬的効能をうたって「コーヒー浣腸(かんちょう)」を貯蔵、販売したとして、警視庁は2日、販売会社「ディーセントワーク」(東京都中央区)の元役員、吉沢三代子容疑者(70)=東京都港区六本木1丁目=ら3人を旧薬事法違反(医薬品の無許可販売など)の疑いで逮捕したと発表した。

 

 生活環境課によると、同社は2002年ごろから、コーヒーにオリゴ糖や塩を加えた浣腸用の液体「カフェコロン」を販売。3人は厚生労働省の承認がないのに「腸内洗浄でデトックス」などと医薬的な効能を宣伝し、14年8月〜同年10月、女性客5人にカフェコロン30本を含むキットを約4万7千円で販売した疑いがある。昨年10月時点で、6万本以上を販売目的で貯蔵していたという。

 

 同社は昨年1〜10月、カフェコロンをのべ約9500人に販売。同課は、10〜14年の4年8カ月で約15億円を売り上げていたとみている。1年半使用を続けたところ、腸がむくんで自力排便ができなくなった人もいたという。


 2015年11月25日、タイ字紙によるとタイ語に翻訳されて発行された「幸福の科学・書籍」がタイの仏教界で波紋を呼んでいる。

 

 森林派と呼ばれる一派は、仏教を冒涜するものであり、教えを歪めているとして出版社に対して販売中止を求める声明を発表したと報じた。

 

 タイ仏教の代表的な一派である森林派は、自らのTwitterで以下のように声明を発表した。

 

「大川隆法氏が主張する書籍の内容は、タイ仏教のみならず、その他の宗教全てに対する冒涜である。特に大川氏が仏陀の生まれ変わりであるとともに、イエス・キリスト、マホメット、そして孔子の生まれ変わりでもあるという主張は受け入れられるべきでない。出版社に対しては断固として発売の取り止めを求めるとともに、書店に対しても販売しないように要求する。」

 

 こうした要求に呼応する形で、大手書店チェーンの一つはすでに販売中止と回収を決めたが、まだ販売を続けている書店チェーンなどもあると報じている。

 

 タイの仏教は日本と比べて、教えに厳格であることが知られており、外国人によるパロディーや仏像を弄ぶような行為は、仏教界だけでなく、一般市民からも批判の的となった経緯がある。

 

 まだ声明こそ出していないが、タイのムスリムやクリスチャンからも、非常に不快だとする声がSNSなどで上がっている。

とうとう怒られちゃいましたね。


「1型糖尿病」の子供にインスリン投与をせず死亡

 1型糖尿病を患う宇都宮市の小学2年男児(7)がインスリン投与を止められ衰弱死した事件で、殺人の疑いで逮捕された自称祈祷師の会社役員近藤弘治容疑者(60)=栃木県下野市=が、治療と称した祈祷行為などを「十数年以上やった」と供述していることが26日、捜査関係者への取材で分かった。

 

 同県警によると、近藤容疑者は死亡した今井駿君の40代の両親から治療費として数百万円受け取っており、駿君以外からも祈祷や「治療」を名目に多額の報酬を得ていたとみて捜査している。

体に手をかざす行為などを「治療」と称して、重い糖尿病を患っている宇都宮市の7歳の男の子にインスリンを投与させずに死亡させたとして、会社役員の男が殺人の疑いで逮捕された事件で、男が「インスリンは体に毒で、栄養価の高いものを食べさせるべき」と話して、男の子にハンバーガーなどを食べさせていたことが警察への取材で分かりました。男は容疑を否認しているということです。

逮捕された栃木県下野市の会社役員、近藤弘治容疑者(60)は、重い糖尿病だった宇都宮市の小学2年生、今井駿君(7歳)にインスリンの投与を中止させ、ことし4月に死亡させたとして殺人の疑いがもたれています。

警察によりますと、駿くんは去年11月に重い「1型糖尿病」と診断され、インスリンの投与を受けていましたが、ことし2月に両親の知り合いの近藤容疑者が「インスリンではよくならない」「腹の中に死に神がいる」などと話し、インスリンの投与をやめさせたということです。

近藤容疑者は両親から200万円以上の報酬を受け取ったうえで、寝かせた駿君の周りにろうそくを立てて呪文を唱えたり、体に手をかざしたりしていたということです。さらに、「インスリンは体に毒で、栄養価の高いものを食べさせるべき」としてハンバーガーなどを食べさせていたことが警察への取材で分かりました。

調べに対して近藤容疑者は「自分が死なせたのではない」などと容疑を否認しているということです。

警察は駿君の両親についても保護責任者遺棄致死の疑いで書類送検する方針で、「治療」と称した行為の実態や両親が依頼した経緯などを調べています。

 体を触る行為を「治療」と称し、重い糖尿病を患っていた宇都宮市の男児(当時7歳)に適切な治療を受けさせずに死亡させたとして、栃木県警が26日にも、同県下野市の会社役員の男(60)を殺人容疑で逮捕する方針を固めたことが、捜査関係者への取材で分かった。

 

 男児の家族によると、男は「悪霊をはらう成功報酬」などとして、両親から200万円以上を受け取っていた。

 

 捜査関係者によると、男は、男児が1型糖尿病と診断されていることを知りながら、治療に不可欠なインスリン注射をさせずに男児の足や腹を触るなどの行為を繰り返したことで、今年4月、男児を殺害した疑いが持たれている。県警は、男が自身に特別な力があると両親に信じ込ませ、適切な治療を妨げたことが殺人容疑に当たると判断した。


偏食

きっかけは、医師の診察を受けても原因がわからない不調を胃に感じたからだったが、食生活を変えた当初は、「自分が浄化され、身体から毒が抜け、胃の具合も良くなったように思えて、アドレナリンとエネルギーが満ちあふれてくるように感じた」という。ヴィーガンとしての健康的な生活を公開したブログやインスタグラムも多くのフォロワーを集め、約59圓△辰紳僚鼎48埖らずまで減った。

 

ところが、ヤンガーの身体に徐々に“異変”が起こってゆく。体力が落ち、ハイな気分は消えて常に疲労感に苛まれるようになり、唇は青く変色し、髪は抜け、肌はしみだらけになった。月経は6カ月間、まったく来なくなった。身体に力が入らないので、PCの操作もベッドの上。それでもブログとインスタグラムでは、ヴィーガンであることの素晴らしさを演じ続けなければならなかった。

 

ヤンガーに転機が訪れたのは、ブログを始めてからちょうど1年後。やはりオルトレキシア(健康的な食事に執着しすぎる摂食障害)に苦しんだ経験を持つ友人のアドバイスに従って、魚を食べ始めたことだった。すると、少量のサーモンを食べる食生活に変えて1週間も経たないうちに、月経が再び始まった。

 

まもなく卵も食べるようになり、ブログの読者に嘘をつきたくなかった彼女は、ヴィーガニズムと決別すると告白した。するとフォロワーは一気に1000人も減り、一部の過激なヴィーガンたちからは、殺害するという脅迫も受けた。


魔法を信じるかい?

著者は先天性の病気を持ち、これまでに複数回の大病を患ってきた。50代で前立腺肥大の症状に悩まされるようになり、友人たちに通常医療をやめるべきだとアドバイスされ、前立腺にはノコギリヤシ、昔から痛めていた足と膝にはコンドロイチンとグルコサミンを飲むべきで、整形外科には行かないで、鍼かカイロプラクティックに行くべきだと勧められた。現代医療をむやみに信じるのはやめて、ここできっぱりと自分の健康を自分で管理するようにすべきだと強く勧められた。

さらに、著者は長年医療の現場で患者と向き合ってきた医者でもあり、標準医療による治療に失望させられてきた経緯もあって、言われるままにサプリを購入した。しかし、飲む前に購入したサプリが効くという結果を出している研究があるか、いくつかの論文を調べた。そこで明らかになったのは、代替医療全般に期待していたような驚くべき結果はなく、むしろ有害になりうる事実だった。

ビタミンブームで「カネの力」を手に入れた業界が、既得権を守ろうとFDAの規制つぶしに乗り出す過程は、カネと政治の力を駆使すれば、科学的事実も国民の健康もふっとんでしまうアメリカの闇の部分を見せてくれる。さらにその後、サプリ業界が勝ち取った、フリーパスともいえる「サプリを規制しない法律」栄養補助食品健康教育法(DSHEA)には暗澹たる思いがわく。この法律が成立したことで、アメリカのサプリ業界は飛躍的に成長し、ビタミンとサプリと代替(補完)医療大国となっていくのだ。


医師の免許がないのに「腫瘍が治る」とウソをいい、治療費をだまし取ったとして香川県高松市の自称「藤原赤外線治療院」院長の藤原朝子容疑者(75)が9日(2015年11月)、詐欺容疑で逮捕された。今年2月から3月末にかけて県外の40代の女性から39万円をだまし取った疑いだ。

藤原の赤外線治療院は高松市の郊外で、看板がなく普通の民家のようだ。本人は東洋医学の医師だといっていたが、近所の人たちは本当とは思っていなかった。「免許を持っていないことはみんな知っていましたよ」「この辺の人は誰も行きません。県外の人はよくやってくるなあと思っていました」と話す。

だが、最近は誰が書いたかわからないようなインターネットの書き込みがあり、藤原についても「ゴッドハンド(神の手)」「神様のような不思議な手」などと書いてあった。被害にあった県外の40代の女性もネットで知ったようだ。


「塀の中の神様」

[映画.com ニュース] 宗教団体「法の華三法行」の元代表で、詐欺罪で懲役15年の刑に服した福永法源氏の半生を、高橋伴明監督がドキュメンタリー映像を交えて描く「乱よ、来たれ!」(仮題)の製作発表が9月18日、都内のスタジオで行われた。

また、会見冒頭で正式タイトルが「塀の中の神様」に決まったことを発表。撮影は今月15日から始まっており、10月中にクランクアップ予定。来年4月の公開を予定している。

「法の華事件は、起訴されたのは被害者31人、被害額約1億5000万円についてですが、被害者の総数は2万2000人、被害総額は950億円。詐欺事件史上、10本の指に入るほどの巨額詐欺事件です。法の華が破産し、破産で被害を届け出た被害者には、わずか27%しか賠償されていません。にも関わらず福永氏は詐欺性を未だに否定して、活動を再開しています。今回の映画は、後継団体である天華の救済や福永氏の宣伝になる可能性が高い。制作発表の記者会見で監督が福永氏と握手をしている写真がスポーツ紙などに掲載されていますが、これ自体が教団や福永氏の宣伝になってしまいます。仮に今後、新たな被害者が出ることがあれば、宣伝に加担した映画関係者も責任を追求されることになるでしょう」(紀藤弁護士)

 

福永氏が教団と無関係というのもデマ。紀藤弁護士が出演予定という話もデマ。ただ単に映画を作るだけではなく、制作陣が公の場で教団や福永氏に利するデマを流しているのですから、もし今後新たな被害者が出れば、藤原プロデューサーらの責任はさぞかし重いものになるでしょう。

やや日刊カルト新聞はこの映画製作発表に対して、きわめて批判的である。はたして、どんな映画になるのやら…



 自らの子宮を自己実現のツールとして高尚に扱う彼女たちは、ブログやイベントなどで日々活動しています。子宮女子のカリスマ的存在である「子宮委員長はる」さんのセミナーは盛況で、著書まで刊行されます(『子宮委員長はるの子宮委員会』KADOKAWA/中経出版、9月18日刊行予定)。

 セックス=ふたり宇宙。

 オナニー=ひとり宇宙。

 

 なかなかうまい表現ではないですか。エロはコスモというわけです。そこには淫靡な響きも後ろめたさも何もありません。「私、昨夜“ひとり宇宙”しちゃった」なんて、朝活しながらさわやかに言い合いそうです。

はあ?

 さらに子宮女子の最終兵器があります。「ジェムリンガ」です。

 

 ジェムリンガとは、パワーストーンを5個ほどつなぎ合わせたもの。全長8〜12センチで、価格は2万〜3万円弱。これを膣に入れておくのです。

もはや、なにを言っているのか、さっぱり理解できない。これって大人のオモチャでないの?

 つまり、ジェムリンガは医者の観点からしても危険?

 

「そう思います。危険性を伝えて、阻止しなければなりません」

 膣や子宮や卵巣に負やら業やらが溜まり、それを総称して「カルマ粒」と呼ぶらしいのです。

 

「ジェムリンガのおかげで、カルマ粒が出てきたの」と狂喜乱舞してブログ等で書いている子宮女子もいます。

 

 カルマ粒とは血液の塊。生理の血液とはあきらかに違う、異形であり異臭がするものでしょう。“ジェムリンガのおかげ”なのか、“ジェムリンガのせい”なのか、私にはわかりません。


川島なお美

 12時間に及ぶ腹腔(ふくくう)鏡手術を乗り越えた川島。周辺のスタッフによると「現在、通院はしていません」という。川島は具体的な療法について「いろいろやってます。邪気をとったり体をあっためたり。病院に行くのは定期健診だけです」と説明。

「邪気をとったり」??? おかしな民間療法にハマってなければいいのだが…

 昨年1月に肝内胆管がんが発覚、摘出手術を受けた川島。術後は、抗がん剤や放射線治療を一切受けずに、免疫療法を向上させる食事療法や運動を実践してきたという。

いったいどんな療法だったのだろうか?

 また同関係者は、川島さんへの治療内容を「『ごしんじょう療法』という純金製の棒で、患部や体全体をさすったり、押さえたりするものです。気の力で病気の根源となる邪気を取り除いてました」と説明。難病にも効果が見られるとし、「(川島さんは)『舞台に立ちたい』と言っておられました。仕事への情熱、気迫がものすごかった」と振り返った。

肝内胆管癌は早期に見つかること自体が難しいのですが、

 

もし早期で見つかったのならチャンスを逃してはいけません。

なのに、

 

患「悪性って決まってないじゃない」

 

医「だから、悪性かどうかすぐに手術したほうがいですよ」

 

患「とんでもない医者だ!納得できない」

 

医「悪性の可能性高いから、手術したほうがいいですよ。そういう診断書書いてもいいですよ」

 

患「もうここには任せられない!!」 → 逃げ出す

 

自分で生活習慣改善、民間療法

 

と、ここまでくると

 

医療関係者としてもなかなか介入が難しいわけです。

医師としては

 

せっかく早期発見して

 

改善の可能性があるのに、

 

半年も民間療法やって

 

「ようやく納得しました」

 

「慎重に判断しました」

 

って言われてもね、

 

と思ってしまいます。

これを美談にしてしまうマスコミは

 

いかがなものかと思います。

 

 

 

 

 

早期診断

 

 

納得できないので逃げ出す。半年、生活習慣の改善と民間療法でじっくり戦略を練る

 

 

納得できました。手術します。でも開腹はナシ!

 

 

術後も民間療法続けます

 川島さんがブログでも書いている「電磁波による邪気をとりのぞく(某・民間療法)」とは、「『ごしんじょう療法』といって純金製の棒で患部をさすったりして邪気を取り除く民間療法」(スポーツ紙記者)だという。

 

「誰の紹介かは分かりませんが、1回1万円、川島さんは週2回ほど通っていたそうです。本人もここで治療した後は、とても元気になりパワーが出ると話していたようです」(同)

 

 民間療法のみならず「占いやサプリメントやスピリチュアルなものに川島さんは以前から興味があった」というのは前出の女性誌記者だ。

 

「サプリメントもオーダーメードするほどでしたし、公私にわたって信頼している占い師もいました。06年にテレビ番組で共演してからの付き合いで、自宅や別荘の風水、事務所の移籍やその時期もそうですが、鎧塚さんがミッドタウンに出店するときも川島さんの紹介で鑑定してもらいアドバイス通りに実行したといわれています。この占い師は2人の婚約パーティーにも出席していましたから、当然結婚の時期もみてもらっていたのでしょう」

生命現象の源である電気現象と化学現象が正しく行われるように、身体における生命エネルギー(電磁気エネルギー)の場を創出的に操作、 制御しているのがごしんじょう療法です。生命エネルギーが正しければ、生命現象は正しく行われるように私たちの身体は生得的に機構化されています。 ゆえに、ごしんじょう療法で痛みを消し、炎症を鎮め万病に効果を現せるのです。

ああ、これは代替療法というよりは、ただのおまじないでしょう。

「早期発見して手術したから早死にした」みたいなことを言い出す人物まで登場。

 自覚症状がなく、健診で発見されその時点で余命宣告され、手術までに半年。医者の視点から言わせていただくと、どこか不自然である。余命1年と宣告した医師は、なにをもってそう言ったのだろうか。

 検診で発見されたということは、がんの状況はまだそれほどでもなかったはずである。そうでなければ、約半年後の14年1月に手術を腹腔鏡で行ったことの説明がつかない。

まず、以下の記事によると、余命宣告は、ガンが発見されたときではなく、半年後に手術を受け、その後2015年7月に再発したときのこと。つまり、富家孝氏は時系列すら正しく理解していないようだ。

 「女房には余命を伝えなかったし、女房も知ろうとはしなかった」

 

 川島さんは昨年1月に胆管がんの手術を受けたが、同年7月に再発。この際、鎧塚氏は医師から「1年もたない」と告げられたが、川島さんには伝えなかった。

また、以下の記事によると、手術までに半年かかった理由は、川島氏がそれまで手術を決断しなかったためである可能性がある。さらに、腹腔鏡も川島氏の希望通りだったらしい。

 27日に更新したブログで、自身が受けた手術について詳細をつづった川島。状況によって開腹手術に切り替わる可能性があると事前に言われていたそうだが、川島の希望通りに腹腔鏡での手術が行われ、12時間という長時間に渡る手術になったという。

 無事に手術を終えた川島だが、腫瘍が発見された当時は舞台や映画の仕事が入っていたため、手術を決意するまでには半年間悩みぬいたという。「医者任せではダメ」との思いから、まずは自身で生活習慣を改めたり、「自分のかかった病をよく研究し戦略をじっくり練りベストチョイスをすべき」と、民間療法を試みるなどして慎重に事を運んだという。

民間療法を試みることがベストチョイスかどうかは、甚だ疑問ではある。ところが、富家孝氏は、民間療法に言及してはいるが、とくに批判はしていない。

 川島さんがブログに綴ったところによると、川島さんは手術後、抗がん剤や放射線による治療を一切受けず、以下の「民間療法」を取り入れていたという。

(1)ビタミンC濃縮点滴などによる「免疫力増進療法」

(2)電磁波などにより邪気を取り除く「電磁波療法」

(3)発酵玄米や豆乳ヨーグルトといった食事を摂る「食事療法」

抗がん剤や放射線による通常の治療を一切受けず、こうした民間療法ばかりやっていたのだとしたら、これが原因で死期を早めたのかもしれないが、富家孝氏はそういう可能性に思い当たることはないようだ。

 あくまで「イフ」だが、健診によってがんが発見されず、発見されても症状がなかったのだから、手術を受けないという選択もあった。そうすれば、川島さんはもっと長生きできていたかもしれない。このような視点で「がん死」を捉えることも必要ではないだろうか。

この記事の内容を読む限り、なぜ「手術を受けないという選択もあった」という結論になるのか、理解に苦しむ。「検診で発見されたということは、がんの状況はまだそれほどでもなかったはず」なのであれば、半年も待たずにすぐ手術するという選択もあったのではないのか?

「私たち医療者の努力不足があるのは確かです。少しでも状況を改善できるよう、努力していきます。ただ、医療不信の原因の一部には、医療不信をあおって利益を得る人たちの存在もあると思います。標準的な医療を否定することで、代替医療を売ったり、出版や講演会でお金を取る人たちのことです。現代医学が不完全であるといっても、治したり、予防できたりする病気もたくさんあります。大事なのは、利点と欠点を正しく把握した上で、納得して医療を受けることです」

 まず、「とある大病院の医師による『どうみても負け戦です。後はどう敗戦処理を考えるかだけです』という人間味の全くない冷たい見解」と、配慮のない医師の冷酷な宣告に傷付いたことを明かした。

 

 そして「ある民間医療の『必ず治りますから希望をもって諦めずに治癒をしましょう』と言って高額な治療を勧めてくる一見人間味溢れる医師」と、夫妻に勇気を与えてくれはしたが、高額請求にその金儲けの真意が表れていた療法師…。

 

 改めて2人を比べてみて、鎧塚氏は「藁をもすがる患者とその旦那にとってどちらが名医でどちらが藪医者だったのでしょうか?」と自問自答しながら、「私には今となっても結論は見いだせません」と迷い続ける心中を明かした。


 インターネット上で拡散したうその情報の影響とみられる間違い110番が24日以降、全国の警察本部に相次いでいることが警察庁への取材で分かった。スマートフォンの画面上の「1」を2回押した後に「0」を押して発信すると通信速度が速くなるというデマがツイッターなどで広がっており、同庁の担当者は「本来の業務に影響が出るのでやめてほしい」と話している。

なんでそんな話を信じる???



「コンビニ弁当は先天異常出産頻度に影響していません!!」

 

その理由は単純で論文中にも原因がはっきりと書かれています。発生率が上昇した大きな理由として医学の進歩があります。赤ちゃんはもちろんのこと、母体に対しても影響の少ない画像診断技術の発展により、1997年以降は心臓血管系の形状異常が多数発見されるようになったのです。

 

「画像診装置を使用しての検査が普及したことによって異常を見つけやすくなり、その結果1999年以降は先天異常と診断される出産頻度が増えただけ」


また幸福の科学か…



 そこで、今回はここ1年で出版された保守系文化人たちの「日本人礼賛」本二十数冊を一気読み。そのなかからトンデモ発言をランキングにしてみた。ではいってみよう。

以下がランキングの上位3つ。

★第1位 「身分や貧富を越えて人間はひとりひとり大切な存在なのだという民主的な価値観は、十七条憲法にすでに明記されていました。その価値観は日本の長い歴史を通じてずっと受け継がれてきました」

櫻井よしこ『日本人に生まれて良かった』(悟空出版)

★第2位 「二〇〇八年のリーマン・ショックの際、日本人の被害がもっとも少なかったと言われるのも、何となくいかがわしい金融デリバティブには手を出すのを控える人が多かったことによるものだと思います」

馬渕睦夫『日本「国体」の真実 政治・経済・信仰から読み解く』(ビジネス社)

★第3位 「うちが世界最古の文明なのです。世界で最初にお酒を飲んだのは、我が日本でございます。ワインを飲んでいたと思われます。ブドウのかすが残っておりますので、ワイン発祥は我が日本がもっとも古い。つまり、1万2000年前から我が国は世界最古の国としてずっと続いているんですよ。それが誇りの持てる日本という国家です」

竹内睦泰『歴史問題をぶった切る 《最終解明版》』(共著者・倉山満、藤岡信勝/ヒカルランド)



 出産の痛みを麻酔で和らげる無痛分娩(ぶんべん)。日本でも関心は高まっているものの、選択する妊婦は、欧米と比べて極端に少ない。専門医や正確な情報の不足に加えて、「産みの苦しみ」を美徳とする文化も影響しているようだ。

 「楽をして産んだと思われるんじゃないか」「逃げになる」「産前に人に話したら『何で?』という反応が返ってきた。普通の分娩じゃないと思う人が多い」……。理解に乏しい周囲の目を気にし、家族以外にその体験を話していない人が目立った。「自然で産むのが当たり前だった時代の義母には伝えていない」という女性もいた。

 

 研究の中で、「子育てがうまくいかないのは無痛分娩のせいじゃないか」と悩む人もいると聞いた。星さんは「正確な理解と、女性が自ら出産方法を選び、それが周りから認められる環境づくりが大切だ」と指摘する。無痛分娩をした約150人の女性にアンケートし、産前産後の心理状態や自分への評価について分析を進めている。(小若理恵)


「松嶋の子供には、給食時に牛乳の代わりに麦茶が出されるそうです。そこまで牛乳を避ける理由として、松嶋は人づてに聞いた『牛乳を飲むことによって、体内のカルシウムが尿と一緒に排出されてしまう』『骨粗しょう症にかかりやすくなる』という話を信じているのだとか」(芸能ライター)

 

 番組では「牛乳は毒」と言わんばかりの松嶋のこだわりを、内科医の大竹真一郎氏が「根拠がない話」だと一刀両断した。


 中国で、ネット上にはあるが実際には存在しない「幽霊大学」が118校見つかった。就職を望む若者らが偽物の卒業証書を使う手口が問題になっており、販売業者が架空のウェブサイトで本物に見せかけようとして開設したとみられている。

 

 大学関連の情報を収集しているサイト「上大学網」が6月、幽霊大学の名前とサイトのアドレスを公表した。「北京科技学院」「南京工商学院」などの名前が使われた。検索のため卒業証書の番号を打ち込むと「本物」と表示されるシステムや、実在する大学の紹介文を勝手に借用したケースも見られた。2013年以降、今回を含めて計328校の幽霊大学が発見されたという。



ウヨマゲドン

 「在日コリアンは今月から強制送還される」といったデマがインターネットで出回り、法務省入国管理局に、この誤情報に基づいた「通報」まで寄せられていたことがわかった。入管は「重大な事態」として、ホームページにデマを否定する内容を掲載した。

 

 流布されたのは「7月9日以降、在日コリアンは不法滞在者になり、強制送還される」などのデマ。「知っている朝鮮人を入管に通報して、報賞金をもらおう」といったツイッターの書き込みもあった。不法滞在の情報を受け付ける入国管理局のページ(http://www.immi-moj.go.jp/zyouhou/index.html別ウインドウで開きます)には9日を中心に、「明らかに退去強制事由に該当しない外国人に関する情報が多数寄せられた」(同局総務課)という。

 

 外国人の在留管理制度の変更で、戦後に日本国籍を失った在日コリアンとその子孫は、自治体発行の「外国人登録証明書」から、国発行の「特別永住者証明書」に切り替えることになった。約36万人の特別永住者のうち約15万人の切り替え期限が7月8日だったことが、誤情報につながったとみられる。

今これを書いている本日は7月9日。数か月ほど前から、この日を「期日」に在日コリアンが在留資格を失うというデマがTwitterを中心としたネット上で出回り始めた。多少のバリエーションや尾ひれはあるが、本日をもって在日コリアンが「不法滞在」となるので入管に通報すれば「強制送還」されるとされ、日頃から在日コリアンに対して「国へ帰れ」と連呼している排外主義者たちが「通報」を呼びかけていた。個人情報を含む「通報リスト」なるものまで存在し、実際に本日現在、入管サイトの情報受付フォームや電話による「通報」が相次いでおり、入管サイトのサーバがダウンしたという情報もある。

 

このデマのおおもとになっているのは、2012年7月から実施されている新たな在留外国人管理制度だ。入管法と外登法の二本立てだった外国人管理制度から外登法が廃止され、日本人住民に関する事項のみを住民基本台帳に記載していた住基法が外国人にも適用されることになった(この制度変更そのものの是非について、とりあえずここでは問わない)。これにともない在日コリアンなど、歴史的経緯と関連する「特別永住」の在留資格を持つ者については、「外国人登録証明書」から「特別永住者証明書」への切替が行われている。デマは、その一部の期限が今年7月8日であることを「根拠」にしているようだが、在留資格には何の変更もなく、意図的な曲解どころか事実無根の悪質なデマだとしか言いようがない。

今回、久しぶりに訪れた入管サイトのトップページの最初の部分には、「我が国にとって好ましくない外国人を強制的に国外に退去させることにより、健全な日本社会の発展に寄与しています」との文言があった。これでは、デマをまき散らしている排外主義者と本質的な発想に変わりがないと言われても仕方ないのではないだろうか。

へ〜、日本の入国管理局には、「我が国にとって好ましくない」という理由だけで、外国人を強制的に国外に退去させる権限があるんだ! いったい「好ましくない外国人」とはどんな人物のことなのだろう? 具体的にどのような人物を指しているのかわからない点が、この文章の恐ろしいところである。


『運動ですから良いんです』


 小学生に「除霊してあげる」などと言って連れ出したとして、広島県警呉署は7日、未成年者誘拐容疑で同県三原市大和町の作業員山本孝治容疑者(46)を再逮捕した。容疑を認めているという。

 同署は、同様の手口で女児を連れ去ろうとしたとして先月24日、同容疑者をわいせつ目的誘拐未遂容疑で逮捕していた。呉市内では他に類似事案が複数件あり、関連を調べている。

 逮捕容疑は昨年3月24日、同市の体育館敷地内で女児(11)ら3人に「霊がついている。除霊してあげる」などと声を掛け、約300メートル離れた路上まで連れ出した疑い。同容疑者は何もせず立ち去ったという。

いまだに「除霊」等という言葉が小学生に通じるという驚き。


偽「母乳」ネット販売

 インターネットで販売されている「新鮮な母乳」をうたった商品を毎日新聞が入手した。複数の検査機関で分析したところ、少量の母乳に粉ミルクと水を加えた可能性が高い偽物と判明した。栄養分は通常の母乳の半分程度で、細菌量は最大1000倍。病原菌などが混入した食品販売を禁止する食品衛生法に抵触する恐れがあり、医療関係者は「乳児に飲ませるのは危険」と警鐘を鳴らしている。毎日新聞はネット上で他にも母乳販売をうたうサイトを確認している。

 

 入手したのは、今年長男を出産した東京都在住の30代女性が、母乳販売をうたう業者のサイトで2月に買った50ミリリットル冷凍パック4個のうちの2個。1パック5000円だった。国内唯一の「母乳バンク」がある昭和大江東豊洲病院(東京都江東区)と、一般財団法人「日本食品分析センター」(渋谷区)に検査と分析を依頼した。

 

 その結果、母乳にはないたんぱく質「βラクトグロブリン」が検出された。乳アレルギーの子供が飲めば強い反応が出るレベルで含まれていた。脂肪や乳糖(炭水化物)は一般的な母乳の半分程度。同病院の水野克己小児内科教授は「脂肪分が少ない状態の母乳を、水で希釈した粉ミルクに混ぜた可能性が高い」と指摘した。

 

 検出された細菌はレンサ球菌など3種類。母乳バンクで安全としている一般的な母乳の100〜1000倍で、免疫力の低い小児らが摂取すれば、敗血症などを引き起こす恐れがある。山崎伸二大阪府立大教授(細菌学)は「極めて不衛生な環境で製造、保管されていたことが疑われる。病原性の弱い菌なので健康な人が摂取すれば大きな問題はないだろうが、腸管の発達が不十分な乳児は思わぬ健康被害が生じる恐れがある。絶対に飲ませるべきではない」と話した。

 

 販売業者は用途を「母乳風呂」用などとする。1日10件程度の購入の問い合わせがあり、会員は約300人としたうえで、「品質や安全性を保証できず、飲用を控えるようアピールしているが飲むかどうかは自由」と説明。しかし、女性が受け取った同封の手紙は飲用を推奨する内容だった。

「母乳風呂」?? 赤ちゃんに飲ませるためじゃないのか? 誰が入るんだ? 

 今年2月、第1子の長男を産んだ。しかし、母乳がほとんど出ない。「1歳まで母乳以外を与えてはいけない」。ネット上の誤った情報に「母親なんだから我が子を母乳で育てるのは当然」と思い込んでいた。母乳が出やすくなるというハーブティーを買い込み、個人経営の助産師にマッサージしてもらったが、飲める量は出なかった。

 

 周囲から「粉ミルクでも立派に育つ」と諭されても納得できず、ママ仲間への相談も「出来損ないの母親と見られそうでできなかった」。夫に「母親失格で、養子に出したい」とまで泣いて訴えた。

 

 助産師は「赤ちゃんのために頑張って母乳をあげて」と励ましてくれた。それでも出ない時の絶望感。「まるで母乳ノイローゼのようだった」。追い詰められ、知人から母乳の売買を掲げる業者を紹介してもらった。

「なにがなんでも母乳で育てなくちゃいけない」という思想が問題大きいだろう。

 小児科医として母乳が絶対必要といえるのは、妊娠週数32週以下の早産児や体重が1000g(1500g)以下の低出生体重児です。このような小さく生まれた赤ちゃんには、壊死性腸炎のリスクが有ります。この病気は生命に関わります。母乳で壊死性腸炎を予防できる可能性があるのです。

 あとは絶対母乳じゃなくては行けないということはありません。母乳バンクで有名な水野先生もこのようにコメントしています。

昭和大江東豊洲病院の水野克己・小児内科教授は「完全母乳ではなく、粉ミルクとの混合授乳で良い。母乳を数滴飲んでくれたら、母乳育児を行ったことになる」と語る。

 以前、「母乳育児」の定義を調べたことがあるのですが、どこにも完全母乳でなければいけない、とは書いていません。 「完全母乳育児でないと母親失格」という呪いをかけられた母親が追い詰められて、怪しげな母乳ネット販売業者に走ったとすれば、あまりにも悲しすぎます。

 母乳で育てても母乳で思うように育てられなくても、お母さんはお母さんであることに変わりはありませんよ。

 インターネットで不衛生な偽「母乳」が販売されている実態を明らかにした毎日新聞の報道を受け、厚生労働省は3日、衛生管理状況が不明な母乳を乳幼児に与えることに注意を呼びかける通知を全国の自治体に出した。問題がある母乳の販売業者には販売停止などの指導をするよう求めている。また、消費者庁も同日、同様の注意を喚起した。一方、医療関係者も「厳密な安全確認を重ねない限り、他人の母乳を与える行為はリスクが大きすぎて許されない」と訴えている。

 

 厚労省は文書で、既往歴や搾乳方法、保管方法などの衛生管理状況が不明な第三者の母乳について、「病原体や医薬品の化学物質などが母乳中に存在した場合、これらに暴露するリスクや衛生面のリスクがある」と指摘。母乳を通じて感染する可能性がある病原体の例として、エイズウイルス(HIV)や、白血病ウイルス(HTLV−1)を挙げている。

このほど、母乳をインターネット上で売買している実態があるとの報道がありました。

 

インターネット等で販売される母乳は、提供した母親がかかっている病気の状況や搾乳方法、保管方法等の衛生管理の状況がわかりません。

そのため、乳幼児に飲ませると、病原体や医薬品等の化学物質等が母乳中に存在していた場合、乳幼児の健康を害する恐れがあります。

こうしたリスクについて、十分認識の上、ご対応ください。

消費者庁が確認したところ、過去にインターネットで母乳と称した商品を販売していたと見られる情報が確認されました。第三者がインターネットで販売する母乳については、感染症のリスクや衛生上のリスクがあり、消費者がその安全性を確認することは容易ではありません。こうしたリスクについて十分に認識しましょう。

母乳が出ないことについて1人で悩まず、インターネットで母乳を購入する前に、子供への授乳について地域の医師や保健師等に相談しましょう。

 インターネットの偽「母乳」販売問題で、母乳売買をうたう業者のサイトや個人のブログが少なくとも他に6カ所あることが毎日新聞の調査で分かった。厚生労働省や消費者庁がネット販売母乳に衛生上問題があると注意を呼びかけたが、業者は「新鮮、安全安心」をうたっていた。ビタミン類やミネラルなどを列挙して「母乳の効果」を強調し、情報不足から出が悪くても母乳だけで育児をしなければならないと考える母親たちに、巧みに訴える表示にしていた。【鳴海崇】

 

 「母乳とは人の命の源です」「質が良く栄養価の高い母乳を必要とする方に迅速にお届けします」−−。

 

 母乳の売買業者を名乗るホームページ(HP)には、こんな表記が並ぶ。「赤ちゃんはもちろん、子どもや大人にも素晴らしい飲料」と明確に飲用をうたい、母乳の栄養としてビタミン類やミネラル計18種類を挙げた。

 

 さらに「母乳が減らすリスク」として、「気管支ぜんそく」「アレルギー」などの病気や症状を例示し、健やかな成長を願う親心に訴えている。

 

 また、販売価格は、提供する母親の出産からの経過時間で設定する。短い方が高くなる。目安として、出産から6カ月の母のもので50ミリリットル当たり1200円、12カ月は800円とした。

 

 「日常の栄養不足が気になる人は、濃厚で栄養価の高い、母乳月数(初乳開始からの月数)が短い母乳」「隠し味や母乳せっけんに利用する予定なら、母乳月数1年以上の格安の母乳」と、購入希望者のニーズによって勧める母乳を変更していた。有料のオプションとして、自作レシピなどが示されていた。

 

 また業者の存在を宣伝した人に対しては「専属契約」して母乳の買い取り価格をアップすると明記。このため、母乳の取引を呼びかける個人ブログには、業者のHPに誘導するものもあった。

 

 この業者は6カ所の中で唯一、住所表記があった。法人登記はされておらず、利用規約に記載されていた東京都三鷹市に実在する住所に行くと、築約40年の2階建てアパートだった。郵便受けや表札に、業者の名前は見当たらなかった。

 埼玉県の女性(30)は「自分は買わないと思う」としつつも、「母乳をネットで購入するほど追いつめられた気持ちはわかる」と話す。

 

 2年前に出産した。母乳がほとんど出なかった。

 

 子どもを産んだら母乳は自然に出るものだと思っていた。出なかったのが単純にショックで、「飲ませたい」と意地になった。育児雑誌に母乳だけで育てる完全母乳が主流かのように書かれているのも、そんな気持ちに拍車をかけた。

 

 子どもも吸うのを嫌がった。乳首を口に含ませると大泣きする我が子。その顔を見るのがつらかった。「なんで吸ってくれないのよ」と子どもを責めたくなる自分もいて、罪悪感にも苦しんだ。

 

 生後1カ月から、育児用ミルクに混ぜるため母乳を搾ったがほんの少ししか出なかった。半月後にはミルクだけになった。

 

 完全母乳でなく、母乳を足すことさえできないと感じて「母親失格」と思った。

 

 子どもの通院先で医師に「ミルクで育てた」と話すと、「努力が足りなかったんじゃないの」と言われ、さらに深く傷ついた。

 

 だが当時を振り返ると、「子どもと向き合うのが怖くなるほどつらい思いをしてまで、母乳育児に固執する必要は全くなかった」と思う。

母乳で育てたいと思ってもなかなか思うようにいかないママたちの声をご紹介しました。情報が多い世の中なので、様々な声に神経質になってしまいがちですよね。けれど、同時に先輩ママからは「ミルクだったけど、元気に育っているから気にしなくていい」という投稿も多く寄せられていますから安心してくださいね!


2015年6月以前のニュースは2015年前半を参照。